ぅぉ~ ピカピカ [砥石]
以前、中山の浅黄を手に入れて物置に眠っていたのですが
整理をしていたらなんとなく気になって・・ 砥石が使ってくれ~と叫んだようでした
今回、再度鏡面研ぎに挑戦!!
購入時にやってはみたのですがその時は地を引いてしまいそれ以来、物置へお蔵入り状態
相手はなまくらの安い菜切り包丁を焼き入れたもの、なましたので茶色く変色しています
おかげで薄い包丁が変形してしまって波々になってしまいました
出来合いの包丁は素人が焼きを入れるとこんな感じになるので絶対やめましょう(笑)
まずは巣板にて仕上げ
中山の砥石は硬い砥石を除き、大体こんな感じの薄曇り系に上がります
準鏡面にするのであればあいさ、戸前の硬目ものを使うと良いのかもしれません。
次は中山浅黄の砥石
浅黄はとても硬くてそのまま研ぐと間違いなく地を引いてしまう場合が多いようで
刃物、砥石とも傷が入りますので 名倉を使用します。
高価な包丁などを研ぐ場合は他でためし研ぎしてからのほうが無難のようです
今回は名倉を、赤ピンの柔らかいもの、ダイヤで目起こし、伊豫砥の砥汁の三種を試しました
赤ピンの柔らかいのは地は引かずに遂げましたが曇り系のあがりで鏡面にはあがりませんでした
おそらく、赤ピンの砥汁が邪魔(粒子が粗い?)しているのだと思います
ダイヤ目起こし砥汁での研ぎは最初はスムーズでしたが途中で見事に地を引きました
地を引く寸前のあと一研ぎのタイミングが難しいです。
最後に伊豫砥で研汁を出しての研ぎは地も引かず研げました。
最初は伊豫砥の白い砥汁ですが鋼が砥げ始めると灰色から黒色へ変化していきますのでよくわかります
※砥汁は研ぎ直後は黒色でしたがその後、あっという間に色が濃黄色に変化します
これは酸化
いわゆるサビです!! 刃物の研がれた鋼成分がサビていく過程です 放置すると茶色になるんだと思いますが
酸化が起こる砥石は一説によると精細な砥石に多いと聞きますが・・
この場合、すぐに水洗いしないと刃物もあっという間に錆が出ます
※水洗いする場合、いつも自分はスポンジに中性洗剤をつけて洗ってます なぜかって?
ズバリ、酸化を防ぐには酸化≒酸性化を防げばよいわけなので理に適ってると思うのは自分だけ?
人によってはお湯で流して洗うという人もいるみたいですね
さて綺麗に水洗いしてみると
見事に鏡面 v(o ̄∇ ̄o) ヤリィ♪
おそるべし伊豫砥石 ♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ
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