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天然砥石 [砥石]

きっかけは 
家で使ってた砥石(人造の仕上げ砥)が
真っ二つに割れてしまい
砥ぎにくくなったのでネットで砥石を検索

いままで砥石は砥げたらいいやん ぐらいの
感じで使ってきたので
あまり気にもせずにいたのですが

人造でも2000~3000の値段、セラミック製だとさらにup
それなら オークションで探してみようと
ヤフオク、楽天でサーチすると
天然?・・・ 奥殿 中山?? 蓮華 巣板 合砥??? パニック状態です

確かに昔は実家にも天然砥石があったんだよなあ・・・・
更に価格を見てみると人造とそんなには変わらない
もちろんピンキリで高いものは数万円
商売で刃物を使うわけではないので3千円近辺の天然砥石を落札しました。

あとから考えると これが悪魔の囁きだったのでしょうか
天然砥石にハマり込んでしまった自分がここにいます。


届いた砥石は
京都は中山 尾崎 緑板 → どんな砥石なのか全くわからず買ってしまった訳です。
DSC_0571.JPG



いざ砥いでみると

硬すぎて砥げません(笑)
確かに説明に硬いと書いてありました。
とりあえず包丁が切れないわけではなかったので
もう一度砥石を探してみることにした訳ですが

今度は失敗するわけにはいかないのでサイトで
砥石に付いて調べてみることにしました。


天然砥石とは
※今回は京都の本山砥石について説明します。

京都市北西部の砥石が採れるところは
珪質粘板岩という地層で大昔(恐竜がいた時代より更にもっと前)この地は赤道上にあり
海中に生息する放散虫と言われるプランクトンが化石化し粘度と合わさり作られた石のようです。


珪質粘板岩
簡単に言うと
珪素の混ざった粘土が板状になった固まった岩 と思えばよいのでしょうか
  ↓
珪素
元素記号ではSi
シリコンと言えば判るでしょうか Silicon」は「silex」(石英)の名にちなんでいる。
一番解り易いもので説明すると硝子、石英、水晶などが珪素から出来ているものになります。
半導体にも使われますね、あと時計も水晶発振を利用しています。
那智黒と呼ばれる囲碁の黒石も珪質粘板岩で作られているようです
書道の硯も同じ組織らしいです。

なぜその珪素が?というと
放散虫(プランクトンみたいな生物でその骨格は珪質でできているから)    納得

火山活動により余分な粘度質の分離と地殻変動圧力による硬質化を繰り返し
そして2億年以上の長い年月を経て今の京都市北西部に現れたものが砥石として産出されてるものです。

※地球の地殻変動により今でも日本は一年で数ミリづつ北へズレているとかいないとか言われてます。


そして世界に類を見ない硬くて精細な組織の砥石が 京都本山と言うわけです。

今日はこれぐらいにしておきます。
続きはまたの機会に紹介します。











タグ:toiahi 砥石
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